平成２８年２月２９日、本校卒業生が同窓会に入会しました。宮崎会長の卒業生に寄せたあいさつを掲げます。

　ご卒業おめでとうございます。
　３年前に入学されて、早いもので今日は卒業式ですね。３年間、自主の庭、恩師の元で勉学に励まれ、クラブ活動に集中し、仲間と楽しい思い出を作られたことと思います。楽しい思い出と反対に、試合に負けた悔しさ、仲間と喧嘩した日、人生上手く行かず悩んだ日々と苦い思い出もあると思います。しかし、それら全てがこれからの皆さんの人生をより良い方向に導く判断材料として活かされます。
　そしてこの３年間で何かに一所懸命になったことがあると思います。どの方にも近い将来、就職される日がやって来るでしょう。職業に貴賤、上下はありません。その道でひたすら懸命に励む事が何よりも大切です。中村高校でがむしゃらに青春の日々を駆け抜けた事を大人になっても忘れずに、立派な人格者となって社会貢献できることを祈っております。

　昨年８月１６日に同窓会（中村会）の創立６０周年の記念大会が無事に挙行されました。６０年の間に卒業生は２万人を超え、同窓会は６０年の還暦を迎え、ひいては７０周年、１００周年に向かって邁進していきます。
　本年は５月１５日に第６１回目の総会をルブラ王山にて開催します。卒業して２ヶ月余り、恩師や友人と共にお集まりいただき、近況をお聞かせ下さい。

　末尾に、皆さんの旅立ちに際して、次の言葉を贈りたいと思います。

　三浦綾子著　「塩狩峠」より
この繰り返しのきかない一生を
自分の生命を燃やして生きていこう

　お元気で、又お会いしましょう。

平成２８年３月１日　第１０代同窓会長　宮崎　晃吉